原始美術を紐解いていきますと、旧石器時代の後半あたりに洞窟壁画などが発掘されているようです。旧石器時代となりますと今から3万年ほども前の時代のことをあらわすそうです。当時の人びとの手で作られた作品とも言える壁画や女性像は現代のような芸術作品としての扱いではなく、何かしらの願いを込める想いを具体的な形にしたものではないかなどと考えられているようです。人びとはアート作品を作りたいという想いから壁画を描いたのではなく、何かしらの衝動や気持ちがあるなかでの行動であったのではないかと考えられているようです。彼らの残した原始美術にはどんなメッセージが込められているのでしょうか。何万年も時を越えた私たちが目にすることができる現実に驚きもありますね。