ルネサンスの全盛期に登場した天才画家「ミケランジェロ」は、当時、人気を博した画家たちのたちのなかでも取り分けその名が世界中に知られている巨匠とも言われております。ミケランジェロは、絵画だけではなく、彫刻、建築、など様々な芸術的な作品を残したことでも注目を集めています。システィーナ礼拝堂の天井における壁画は、「アダムの誕生」などが著名であり、その制作年数は4年もの月日が費やされていたようです。皆さんもヨーロッパ地方への旅行のなかで、教会や礼拝堂などの天井画をみあげるとその壮大なスケールの大きな壁画の規模に驚かれるとともに、その制作風景が気になるところでもありますよね。多くの場合は、天井の高さに届くための足場が作られ、足場にひっくり返るような状態で画家たちは作品を完成させたのだと言われているそうです。皆さんのなかに、寝転びながら絵画を描かれたご経験のなる方は少ないのではないかと思われますが、そのような過酷な状況のなかで数々の天才的な作品が作り出されたようです。
