皆さんはご自身のお部屋のインテリアや家具選びにテーマをもっていらっしゃいますか。よそのお宅に訪れて心地の良い空間であると感じたお部屋においては、大抵はインテリアのセンスに統一感が感じられる室内であることが多いです。
たとえば、アメリカンテイスト、北欧テイスト、禅モダン、ロココ調など、インテリアに関するイメージを決めて家具選びを統一することで、お部屋全体の空間を落ち着かせることができるようです。
先に例をあげた「アメリカンテイスト」と「ロココ調」をお部屋のインテリアに盛り込むことは、インテリアコーディネートの上級者であっても難しいアレンジとなるのではないでしょうか。
せっかくのアメリカンテイストのお部屋に、ロココ調の額縁に入ったか西洋絵画をコーディネートすることは、お部屋のテーマ統一としては残念な結果となるのでしょう。
ファッションにも統一感が大切であるように、皆さんが多くの時間を過ごされる、お部屋のコーディネートにとってもテーマやイメージを大切にアレンジしてみてください。
額装選びのポイントとして
高価な絵画や大切な家族の写真を額にしまい込むことで、大切に保管していると考えていらっしゃる方は、一度、お時間がある時に、大切な絵画や写真の状態を定期的に確認してみることが必要であるようです。
額装や額縁は、デザインや好みだけではなく中に収められた作品や写真情報を大切に保管する役割を担っています。皆さんのお住まいの住居環境や地域の気候などによっては、額が作品の状態を劣化させてしまうこともあるようです。
湿気、汚れ、日差しなど、作品を長期間保管する場所の環境は、作品の保管状態を左右する要因となるでしょう。毎日のように西日が差し込むお部屋、毎日の食事の支度をするキッチン傍の壁、浴室近くの廊下などなど、お住まいの住居環境は皆さんの生活とともに存在するため、絵画や写真にとっては悪環境であることもあるのです。
お住まいの住居環境を踏まえた上での額装選びをすることが、作品の劣化防止につながるはずです。西日などの強い太陽の日差しが差し込むお部屋に適した額装には、紫外線防止フィルムなどが必要であるかもしれません。
台所付近などでは油分による汚れに対して慎重な対策が必要であると考えられます。浴室などからは湿気を含んだ空気が対流すると考えられますのでカビ対策などが、額装選びでのポイントとなるでしょう。額装選びにおいてはそのデザイン性も重要ですが、作品を保管する環境への対策も必要不可欠となるのです。